コンクリートあれこれ~その9~ 【汚れ】

みなさんこんにちは☆
工事部のチカラです♪

私の担当する現場『真栄里有料老人ホーム新築工事』も3月31日で無事、無災害で終わりました。
後半は人手不足の影響も受け、バタバタした状態ではありましたが、4月1日のオープンに間に合うことが出来ました。
これも関係する業者様や、設計事務所様、現場スタッフがいてくれたからこそだと思います。
本当に最後までありがとうございました。

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では、今回の『コンクリートあれこれ』は汚れ(変色)についてご説明させていただきます。

【汚れ(変色)】
コンクリートの汚れは表面の荒れ具合に関わるもの、コンクリートそのものの変色によるものに分類できます。
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そのうち、錆汁、エフロレッセンスについては前回説明致しましたので、今回はそれ以外の汚れについて説明致します。

コンクリートの汚れは表面上を汚染し美観上の問題を生じるが、汚れの原因によっては美観上の問題のみならず、強度特性などその他のコンクリートの性能が影響を受けている場合もあるため、他の変状の観察などと併せ十分な検討が必要とされます。
表面に他の物質が付着して生じる汚れのうち、エフロレッセンスや錆汁以外によく観察される例は、黒色の付着物による汚れです。
この発生要因は雨水中や大気中のほこり、排気ガスなどの塵埃がコンクリートの表面に付着します。この塵埃などと一緒に付着した藻類の胞子がコンクリート表面で光合成を行いながら藻類が繁殖していきます。
藻類や藻類の死骸を栄養源にして俗に言う“カビ”と言われる真菌類が繁殖します。
これらの微生物が死滅すると炭化し、黒い汚れの原因となるのです。※微生物の種類によっては茶色となるものもある。

このような汚れは日射や雨水のかかり方・流れ方により違うため、壁面の形状も汚れに大きな影響をあたえます。
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また、特殊な例では浄水場の水槽での金属酸化物の沈積や藻の付着、下水処理場での汚泥などの付着、煙突のばい煙(燃料その他の物の燃焼に伴い発生する硫黄酸化物)の付着も同様に、他の物質が表面に付着して生じる汚れに分類されます。
これらの例は、表面に付着した汚れを取り除くと、コンクリート自体には変色が見られないことが多いです。

コンクリート自身の変色は主にセメントの水和物の変質により生じますが、強度特性などへの影響は変色の原因により異なります。
そのなかでも、中性化、塩害、アクリルシリカ反応、化学的腐食、風化・老化、火災などはコンクリートの劣化が進行している場合が多く、その変色は表面のみならず内部までに及んでいることが特徴とされています。
※火災による変色は一般に、~300℃はすすの付着のみ、300~600℃ではピンク色、600~950℃では灰色、950℃~1200℃では淡黄色、1200℃~は融解、といった一連の変色が生じるとされています。
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変色した範囲は劣化因子の移動経路や影響範囲と関連をもっているので、変色原因の検討や変質の程度、範囲の測定に活用することができます。

今回はここまで!
次回はすり減りについてご説明したいと思います。

以上、現場のチカラでした♪

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