首里苑赤平館労働災害の原因検証報告と改善すべき課題と周辺住民の皆様や関係各位に対するお詫び

この度、弊社が施工を請け負わせて頂いている有料老人ホーム首里苑赤平館新築工事の現場において5月18日午後3時40分頃に労働災害(事故)が発生致しました。

事故の概要をご報告申し上げます。

当該現場近くの駐車場において、バックホー運転手1名と補助作業員2名が、工事車両通行の間口拡張のための整地作業を行いました。

作業員は、バックホー【AX30u-6a:標準バケット容量0.09㎥(最大吊り荷重kg=0.09×1800=162kg】を用いて、敷き鉄板【重量802kg=1.524m(幅)×3.048m(長さ)×0.022m(厚み)×7.85】を敷く作業を行っています。
バックホーにてトラックより鉄板を下す際に、鉄板の過重負荷よる転倒を来し、同時に鉄板も落下し、鉄板のバランスを取っていた1名の作業員が足の指を骨折しました。
直ちに、救急搬送し迅速な処置を受け作業員の全身状態は良好ですが、ひとつ落下場所が違えば命にかかわる大きな問題でした。
また、現場代理人は、他の現場へ赴き不在であり、当作業は当日の工程表にも無く、3名の配置技術者より代理人への作業手順の報告すら成されておりませんでした。

事故当日は、警察の現場検証を受け、翌日午後4時より社内で私(会長)や役員及び職員全員を集めて、事故の検証と今後の改善に関する臨時会議を行いました。

検証の結果、事故の大きな原因は、バックホーの用途外使用(労働安全衛生規則 主たる用途以外の使用の制限 第百六十四条に抵触)によるものでした。

使用したバックホーは、クレーン機能を備えておらず荷吊りが禁止された機種で、決して行ってはならない基本的な容量以上の加重の荷を吊り、そのためにバランスを崩し転倒し鉄板を支えていた作業員の足許に落下しました。

今後は、事故の反省を踏まえて決して用途外使用は行わず、事前に作業内容の打合を徹底した現場管理を行い労災の無い工事を行って参ります。

施主様や現場周辺の住民の皆様には、長時間に及ぶ現場の交通規制など、多大なるご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

今回の事故で露呈したことは、弊社では、『安全1番・作業は2番』の標語を各現場に掲げ、社員及び協力業者の職員に対して徹底した教育を行っていましたが、協力業者の作業員を含む工事に携わる全ての人達に安全に対する心掛け(強い認識)が浸透していませんでした。
下記は、常に安全に対する重要性を説いた私の一文ですが、今まで以上に声高に『安全第一』を唱え、心新たに下請けの職員を含む全職員に確実な安全指導と教育を行い、これまで以上に各現場の安全パトロールの強化を計ります。また、現場代理人には、毎日の朝礼後に工程表による安全確認の伝達を、今まで以上に明確に伝えることを義務付けました。

2013年6月11日 弊社会長東恩納厚の社員に対する訓辞
人間万事塞翁が馬 、禍福は糾える縄のごとしと云うが、心配性の私は凶事の後の凶事に怯えるのである。
今一度では無く幾度でも、安全対策を怠らず社員や協力業者に小さな事故も起こさず仕事をして頂きたいと切に願うのである。
安全対策と云う行事に慣れること無く工事関係者の全ての者が、身を引き締めて安全に工事を完工することを当り前として成さなければいけない。
「安全第一」はどの会社も当然の如く唱えているし標榜している。
そのことは、余りに当然すぎて人の心に響くものが少ないと思う。
そこで、私は、 「安全 1 番・作業は 2 番」という標語を提案する。
「作業が 2 番とは、顧客に対して失礼である」と云う意見もあるが、私はそう思わない。
作業に固執するあまりに、事故を起こしたのでは本末転倒である。
作業は、あくまで安全の上で無ければ成り立たないのである。
私は、 2 番手に作業を置くことにより、 工事関係者の心の内に確かな安全 1 番が根付いてくれればと強く願う。
安全 1 番に作業を行い良い建築物を創って頂きたい。
それが、我が社の基本と原則に従い規則を遵守した姿勢に繋がるのである。

事故の本質は、工事に携わる全ての職員に安全に対する心掛け(強い認識)の教育が出来なかった私達に有ります。
此度の様な事故が起こらないように、徹底した現場管理を行いますので、今後とも何卒、御指導、御鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
この場を借りまして、施主様や当現場周辺の住民の皆様、関係各位の皆様に心よりお詫びを申し上げます。

平成27年5月21日
株式会社 東恩納組
会     長  東恩納 厚
代表取締役社長  喜納 義昭
取締役専務    吉平 政信
取締役常務    玉城 判

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