「同仁病院増築工事」より7月度近況報告

ブログをご覧の皆さん、お久しぶりです。建築部 上地 透です。

沖縄本島地方では6月の末に梅雨明けとなり、いよいよ夏本場を迎え、建築現場においては、熱中症対策・台風対策が課題となる長いシーズンが予想されます。

なお、我々現場においては、その時期に地下工事(通風が悪い環境)が予想される為、その点は慎重に慎重を重ねて対策が必要だと考えます。

まずは、「同仁病院増築工事」現場より7月近況報告です。

本現場では、先月までに先行作業として着手しました既存建物の解体作業を完了しまして、現在は確認申請の受理を待っている状況であります。

受理後は磁気探査→山留の親杭埋設→杭工事→地下部の掘削と言う流れで作業は進んで行く予定であり、受理後にそれらの作業がスムーズに運べるよう現在は準備作業を進めている状況であります。

それでは今回のブログの内容は、前述しました次工程の山留作業について前回の続編として一緒に勉強したいと思います(前回は前編、今回は後編)

前回の復習です。

【目的】地下構造物などの施工中にあたって、敷地に余裕のない場合は、掘削の側面を保護して周囲地盤の崩壊や土砂の流出を防止する目的で設置するもの。

【留意点】山留には、土圧・水圧・積載荷重などの外力がかかる為、工法の選定にあたっては、土質・地下水位・周辺敷地の地盤上の荷重、周辺の状況等の要素を調査する必要があります。

【工法】山留の工法には、一般的なものとして「親杭横矢板工法」「鋼製矢板工法」「地中連続壁工法」などがあり、適切な工法を選択するには、地盤条件、掘削の規模(面積・深さ)、山留工事に要求される剛性・止水性・振動、騒音等の公害及び工期・費用などを総合的に検討する必要があります。

以上のように、前回では【目的】【留意点】【工法】などを中心に勉強しましたが、今回は「親杭横矢板工法」の一般的作業手順を勉強していきます。

●親杭の設置→最初に親杭(H型鋼)を埋設します。親杭を埋設する為に、オーガーで縦穴を掘削したのち、親杭をクレーンにより縦穴に挿入して行きます※本現場での親杭の設置間隔は@1600を基本とします。

←某現場の親杭埋設状況

●掘削及び矢板の設置→掘削と矢板設置は並行して行っていきますが、掘削面の崩壊が予想される土質の場合は速やかに矢板設置を完了させます。

親杭横矢板の施工方法

●矢板設置の留意点

1-矢板とH鋼の隙間は基本的に2㎝以内が基本です。
2-裏側の隙間はには削った土を手などでしっかり詰め込みます。     

3-積み重ねは隙間が無いように確認して行う。
4-水平になっているか確認する。(水平になっていないと、外れる原因になります。)

親杭横矢板の施工方法

親杭横矢板の施工方法

親杭横矢板の施工方法

 

●その他の留意点


☝入隅部の親杭の配置例


☝出隅部の親杭配置例


☝敷地境界部においては施工可能な範囲を考慮する

前回・今回と「親杭横矢板工法」の基本的な計画について一緒に勉強してきましたが、実際にはまだまだ、奥が深い部分がありますので、詳しくは各専門書などで知識を深めて下さい。それでは、以上をもちまして今回のブログを閉めたいと思います。また来月にまた会いましょう。

By建築部 上地 透がお届けしました。

 

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